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「自動運転」で身構えなくていい。——​自動運転未経験だった​二人が担う、開発車両のメカニックという仕事

この記事に登場する人
データ収集チーム
草葉 史明 Fumiaki Kusaba
専門学校を​卒業後、​トヨタ系ディーラーで​8年。​トヨタ検定1級と​自動車検査員を​取得し、​現場の​リーダーを​務める。​その後、​自動車整備士を​育成する​専門学校の​教員と​して​17年、​教壇に​立つ。​決まり​ごとの​少ない​カスタムショップを​経て​チューリングへ。​現在は​点検・整備と​車両改造を​担当。
データ収集チーム
渡部 匠 Takumi Watanabe
自動車整備の​専門学校を​卒業後、​ディーラーで​サービスメカニックを​経験。​その後は​メーカーの​車両開発に​携わり、​トランスミッションや​エンジン系の​パワーユニット、​ECUの​開発を​担当。​1日の​体験入社を​経て​チューリングへ。​現在は​点検・整備と​車両改造に​加え、​車両の​購入前の​現車確認までを​担当。

東京都大田区の平和島にあるチューリングのラボでは、常時数十台の開発車両が稼働しています。その車両の整備を中心になって担っているのが、草葉史明と渡部匠の二人です。一人はディーラーで8年を過ごしたのち、整備士を育てる専門学校の教壇に17年立ちました。もう一人はディーラーのサービスメカニックから、メーカーの車両開発へ進んでいます。二人とも、自動運転を開発してきた人ではありません。これまでの整備の何がそのまま通用し、何が新しかったのかを聞きました。

これまでのキャリア

ーーまずは、自動運転の仕事に入る前のキャリアから聞かせてください。

草葉:専門学校を卒業して、トヨタ系のディーラーで8年ほど仕事をしました。その中でトヨタ検定の1級を取ったり、自動車検査員を取ったりして、現場のリーダーという立場でやらせてもらっていました。その後、機会があって、自動車整備士を育成する専門学校の教員になりました。そこで17年、教員をやっていました。現場とは違ってすごく特殊で、「人に教える」ということなので、自分も一生懸命勉強して、分かりやすく説明できるように工夫していました。そうしているうちに、車の知識がどんどん磨かれて、色々できるようになったんです。それで「次は何か違うことをやりたいな」と思ったときに、カスタムショップに転職しました。

渡部:私は自動車整備の専門学校を卒業した後、ディーラーで数年、サービスメカニックとして働きました。その後はメーカーの車両開発に従事し、トランスミッションやエンジン系のパワーユニット、それに付随するECU関係の開発を担当していました。整備士とは違った車の触り方や、エンジンの内部単体まで触れる知識と技術は、そこで身につけてこられたと思っています。

外から見えていたものと、中で見えたもの

ーー入る前、外から見ていたときは、この仕事はどう見えていましたか?

草葉:「自動運転」という言葉がもうボンと来ちゃうので、難しそうだなと思っていました。でも、働いてみてからは、しっかりと分業ができているので、自分の今までの経験がしっかり活かせる仕事になっているなと。だから基礎はあった方がいいと思いますが、「自動運転の専門的な知識がないから大丈夫かな」とか、あまり心配せずに来てもらえれば大丈夫かなと思います。

渡部:私がチューリングを知ったのは、ちょっと特殊でした。前職のデータ処理を楽にしたいと思って調べていたときに、チューリングのテックブログに行き当たったんです。それがファーストタッチでした。

そこから、どういう開発をしている会社なのかを調べました。求人も一緒に覗いたら、「車両の改造、整備、点検も含めてできる方募集」と書いてあったんです。ECUや特殊改造、ハーネスの自作、制御PCのセッティングもやっていたので、これは自分にフルに活かせるなと思って応募しました。

ーー渡部さんは、入られる前に1日の体験入社もされていますね。

渡部:その日どんな作業をするのかを全くお聞きしていなかったので、すごくドキドキしながら来た1日でした(笑)。やらせていただいたのは、ある車からある車への機材の移設です。どちらの車も、触ったことがありませんでした。ただ、同じ日本車であれば、そんなに大きく枠組みが変わらないんです。どこの部品を外して、次にどこを外せば大体この辺りに配線が隠れているんじゃないか、という共通の設計になっている。そこはアタリをつけて、あとはインターネットで探しながら、手探りで作業していました。機材自体は経験のあったものだったので、特にトラブルなく行けました。

ーー現場に来てみて、印象は変わりましたか?

渡部:ここに来て初めて思ったのが、「広くて綺麗だな」と。床に大きなオイル痕がなくて、整備工場で言う3S・5S(整理・整頓・清掃・清潔・習慣化)がしっかりされているんだなと。そのいい文化は、引き継いでいけるように考えながらやっています。

草葉:私は渡部さんとはちょっと違うイメージで、「自動運転」と言ったら、もっとかしこまった、ハイテクな感じでやっているのかなと思っていたんですけど、意外と「物流倉庫なんだ」と思って、逆に親近感が湧きました(笑)。

ーー草葉さんが、自動運転の制御で走る車に初めて乗られたのは、現場に入って9か月ほど経ってからだったと伺いました。

草葉:それまでは、ここ数年でADAS(先進運転支援システム)もだいぶ良くなってきたと思うので、それをレベルアップさせたぐらいかな、という印象を抱いていました。でも、乗ってみたらびっくりですよね。20年ぐらい運転経験がある人が運転しているような、安心感がある運転だったんです。乗り終わった後は語彙力がなくなるぐらい驚いて、ずっと「すごい」しか言えなかった。

答えが降りてこない場所

ーー入る前に、「やったことがないけれど、できるかな」という不安はありましたか?

渡部:今までは、どちらかと言うと下流工程でした。上流工程で設計部隊が検討して「こうしましょう」と決まった業務が手元まで降りてきて、その中で色々検討してやる。あらかた答えが決まっている仕事が多かったんです。特に私は派遣という働き方もあったので、自分で考えるよりも、考えられた仕事が降ってくる、というイメージが強かった。

こちらに入ってからは、自分で考えないといけないことが途端に増えました。答えも自分で見つけないといけない。有識者に聞くというよりは、自分で調べて、自分で答えを見つけて、自分でやっていく。最初は、その切り替えが難しかったです。

ーー自分で調べるための材料は、揃っていましたか?

渡部:「サービスマニュアル」というものが、どの車にもあります。「この部品を外すには、この手順で」といったものが冊子になっていたり、インターネットで見られたりします。ここに無かったわけではないんですけど、あるメーカーさんのものしかなかったので。管理している団体に問い合わせて、他の車種も見られるように新しく導入できたのは、すごく良かったのかなと。配線図も見られますので。

ーー草葉さんは、日報に「特殊な作業は任せてください」と書かれていました。あれは何を指していたんですか?

草葉:実はあれ、私の中で結構狙って書いた言葉なんです。おそらく車の整備とか改造をあまり分からない人って、「こんな作業ってできるのかな」とちょっと自分で壁を作ったりしちゃうと思うんで。だったら、もう「何でも任せてくださいよ!」みたいなのを一旦投げてみるかと。そうすればみんな頼みやすいかなと思って、投げたんですよ。

そうしたら、その後やっぱり聞いてくれる人も増えたような気はしますけどね。自分でハードルを上げたというか、下げたというか、壁を取ったというか。

ーー逆に、原因が分からない不具合に当たったときは、どこから手をつけますか?

草葉:現場でもよく「もうこれは分からない」みたいなのはあるんですけど、まずは「話すことが大切」かなと。人から何かおかしいと言われたときは特にそうなんですけど、「何がおかしいの?」というのをこっちも把握しないと、原因まで絶対にたどり着けないんで。いろんな人と話をしながら原因を突き止めていく。実際、話をすることで解決したことは何個かありました。

1日の仕事の流れ

ーー普段の1日の流れを教えてください。

草葉:基本は、開発のチームから「やりたいこと」の相談があり、それをこなしていくのが我々の仕事です。それにプラスして、常にデータ収集で車が動いているので、そこで何かトラブルがあったものに即対応できるようにしておく。

渡部:私のスタートは、部品を揃えるところからです。ここは部品も自分たちで選定して揃えるところが多いので、忘れないうちに発注をかけて、今後の必要物を考えて申請を出します。その後、今日の計画を草葉さんとざっと話して、1日の流れを把握します。

点検類がある日は、ドライバーさんが車をスタートさせる時間までに、という目安を作って先にやってしまいます。出発時間が決まっているので、その前に、何かが外れてしまったとか、簡単に直してほしい、といった簡易トラブルにも対応する。その後に、車両架装のような、手番の長い作業を1日通してやっていきます。

ーー渡部さんは、車を買いに行くところから関わっていると伺いました。

渡部:車選びにも諸条件があります。他のOEMメーカーさんと一緒にやっていることもあるので、年式や仕様、このオプションの車が必要だ、という要件提示があるんです。その中から、行ける範囲で見に行く車を選定します。探すのに、まず数日。

現車確認の内容は、中古車店やディーラーさんが下取り車をお客様から購入するのと似ています。外面、内面、汚れや凹み、錆をチェックして、あとは「記録簿」と呼ばれるメンテナンスノートから、今までどんな修理をして、どんなところで使っていたのかを想像していく。

中古車は試乗が難しいんです。本当は走って足回りやエンジン回りの音を聞きたいんですけど、なかなかできないので、エンジンをかけて変な音がしていないかを見る。車の下を覗き込んで、雪道や沿岸で使われた車に出る錆を確かめる。最後にお店の方と話をして、その車をどういう認識で購入されたのかを聞きます。第三者機関の評価シートを用意してくれているお店もあるので、それも見ながら最終チェックをします。

車を見つけて買いに行くところまでで1週間ぐらいです。中古車と言っても数百万円の商品ですので、その中で上長の意思決定までがめちゃくちゃ早いのは、驚愕すべきポイントかなと思っています。

これまでの経験が、そのまま通用する場所

ーー前の職場でやってきたことが、そのまま通用したのはどこですか?

草葉:まず、自動運転させるために安全というのが一番なので、ディーラーとかで仕事をしてきた経験がある人であれば「点検」の部分ですね。点検をちゃんとやらないと、ドライバーの人も安心して乗っていただけないので、そこが非常に重要なのかなと感じます。

渡部:点検関係は、ディーラーでお客様からお車を預かってしていた仕事がすごく経験として活きているのかなと。1年点検のときにお客様へ提案させていただく交換部品は、ある程度型として決まっているんです。「この頃にこれを変えておけば安心になりますよ」という部品がある。このタイミングでこれを変えておけば、次の点検までに消耗しきることはないな、という目線で点検をしています。

あとは前職でエンジンハーネスの自作や加工をしていたので、いま計測器を搭載する際の電源の引き回しに活きています。それを極力、外から見えないように隠していく。ドライバーさんやエンジニアさんが車内で作業されているときに、足を引っ掛けないように。それに、外からパッと見て配線ばかり張ってあると、「なんだこの車」となって、いまだとSNSに上げられてしまう。そこも隠しつつ、という技術です。

ーーものすごく特殊なことをしてるというよりは、多少の応用はあるかもしれないけれど、基礎が大切ということですかね。

草葉:そうですね。「点検に関する知識や感覚」は仕事に向き合っていれば身についてくるものなので。普段から現場でしっかりとやっている人だったら大丈夫じゃないかなと思います。

自分たちで手を入れた車が走り出す瞬間

ーーお互いの仕事を見ていて、「これは自分にはできない」と思うところはありますか?

草葉:渡部さんは、インタビュー中もそうだと思うんですけど、すごい心配性なんで(笑)。僕は逆に「いや、もうダメだったら帰ってくるよ」みたいな。その辺が全く違うので、僕がポカをやっちゃったと思ったときに渡部さんが見ててくれる。すごく助かってますね。補い合える関係です。

渡部:ありがたいと思っています。点検や整備系の技術は草葉さんのほうが経験年数が長いので、私が思いつかない修理方法をご存知なのがすごく安心できます。勝手に師匠みたいに思っているんですけども(笑)。

逆に、私は整備の歴が短くて、ちょっと違う車の関わり方をしてきました。だから助かるのは、草葉さんがカスタムショップで経験されてきたところです。例えばカメラを取り付けるための穴開けの位置出しですね。私は決まったところに穴を開けるやり方が多かったので、自分で位置を決めるのがなかなか優柔不断なんです(笑)。そこを草葉さんが「ここでやった方がいいんじゃないか」「ここに取り付けちゃうと、法律的にグレーなところが発生しちゃうかもしれない」と、経験に裏打ちされたアドバイスをくださるんです。

ーーソフトウェアのエンジニアと話すときに、使う言葉が違うということはありますか?

渡部:ありますね。ソフト開発のエンジニアさんたちと僕たちとで、同じ車のことを喋っていても、ちょっと「言語」が違ってくる。同じことを言いたいのに単語が違う。噛み合わせが悪いときに草葉さんへ相談すると「こう伝えた方がいいんじゃないか」と教えてくださるので、いつも勉強させてもらっています。

草葉:私を褒める話になってますよ(笑)。

ーー自分たちで手を入れた車が走り出す瞬間は、どんな感じですか?

草葉:愛着はあると思います。最近だとやっぱり30号車ですね。私と渡部さんが中心になって2人で作った車で、いま一緒に仕事をしているので、一番思い出に残ってます。走り出すときは「気をつけてね」みたいな(笑)。

渡部:私も同じで、その30号車と呼ばれるアルファードが印象に残っています。事前に「せっかく綺麗に作るんだったら、配線をこうしましょうよ」と話し合って、計画を立ててやれたのが良かったかなと。外注先で改造してもらうのではなく、1から最後までここでやり切りましたので。

今までいろんな方が携わっていて、「ここをこういう風に触った」という記録が全ては残っていない状態だったので、その辺りが難しかった反面、楽しかったのかなと。過去の資料の中から自分たちで断片を探して、「ここをこうしたら合っているんじゃないか」だとか、他の車両と比較して「こういう風に配線が取り回してあるんで、これはこうしたかったのかな」というところを、答えを見つけながらやっていました。

走り出すまで、大体1週間ぐらいでできたかと思うんですけど。動き出しまでの期間が短かったのが、同時に大変だったところです。

ただ、私はちょっとビビリなところがあるので、車が走り出したところは、嬉しさ半分、不安半分というのが実際でした。短期間に理想的にできたのがすごく嬉しかった部分が半分で、あとは「あそこちゃんとネジ締めたっけ?」「ここちゃんと処理したよね?」「あそこちゃんと繋いだよね?」みたいなのが半分です(笑)。

草葉:不安は、あった方がいいと思います。その方がいい仕事、整備としてはいい仕事ができるかなと。

求める人と、最初にお願いしたいこと

ーーそんな仕事だからこそ、どんな人に来てほしいですか?

草葉:私が思う、チューリングにフィットする人は、自動車整備の基礎知識は持っていてほしいなと。それにプラスして、電装品関係の取り付けは、ある程度できるという自信を持っている。多分、この2つぐらいがあれば大丈夫だと思います。「自動運転」という言葉があるので、ちょっと敷居が高く感じる人もいると思うんですけど、それは気にせずに、1回、体験入社とかに来てもらえればいいんじゃないかなと思います。強いて言えば、ポジティブ! ポジティブな人がいいですね。

渡部:草葉さんと一部被ってしまうんですけど、データ収集をして、ドライバーさんに安全に走っていただくというのが念頭にあるので、やっぱり点検であるとか、整備の基礎知識ですね。可能であれば、整備士を持っていらっしゃる方のほうが手を上げやすいのかなとは思っております。同じく「自動運転」という言葉が枕詞に付いちゃってるんですけど、実際に中で仕事をしていると、どちらかというと今までの整備士の知識のほうが強いのかなと感じています。整備士としてやってこられた方は、自信を持って参加していただけるのかなと思っております。

その中でやっぱり、「車両改造」であるとか、「答えのない、正解のない仕事」が結構多いので、そういった部分を楽しめる方。私はぐるぐる色々考えちゃうタイプなんですけど、そういう中で「自分でこうしたらいい」「こうできたらいいんじゃないか」と、すぐに答えを決められる方は、仕事としてすごく楽しめるのかなと思っています。

ーーエンジニアの方も、自動運転の開発経験があって入ってくるわけではないんですよね。

渡部:ほとんどないですね。エンジニアさんも自動運転ではなくて、データの統計学だったり、プログラムを組むAIエンジニアだったりします。AIと自動運転って厳密に言うと別物じゃないですか。スペシャリストがいっぱい集まっているところなのでちょっとビビるのは事実なんですけども(笑)。でも、そういった中でもコミュニケーションを取っていける方は、もっと楽しめるんじゃないかなと思っています。

ーー来てくださった方には、まずどんなことをお願いしたいですか?

草葉:いま、絶対的に人手が足りてないので、やりたいことがちょっと遅れていく、というのが常態化しています。ですので、まずは普段ドライバーさんが安心して乗ってもらえるように、点検・メンテナンスの仕事を中心にやっていただくことになるかと思います。慣れてきたら私や渡部さんの仕事も任せながら一緒に色々やっていきたいですね。

渡部:私も一緒で、点検や簡易な車両修理といったところからスタートをお願いしたいかなと。整備工場やディーラーでお客様と色々やって、故障探求もやっている。5年目前後以降、仕事の早いところだと3年とか。その辺りの経験をされた方が一番手を上げやすいのかなと思っております。

プラスアルファとして、「車両改造」と計測機器類の搭載があります。ドラレコやスピーカーを付ける「架装」は、整備工場だと自分たちでやることが多いので、そういうところを経験されている方だと、なおありがたい。あとは、記録を残す仕事も嫌いじゃない人ですね。「配線図をちゃんと書いて残しておこう」というのができる人だと、僕たちも助かります。

ーー最後に、一言ずつお願いします。

草葉:私が早く自動運転に乗って移動したいなと思って、いま仕事をしているんで。そういう風に思っている人が来てくれた方が、目的が一致して仕事が進みやすいんじゃないかなって思います。私も運転は好きなんですけど、「自動運転で楽したいな」っていまは思ってます(笑)。安全のためにも、そう思います。

渡部:やっぱり「車が好き」という方には、ぜひ応募していただきたいですね。愛着があれば、「こういうパーツを入れてみたい」とか、改造じゃなくても「こうやって走ったら燃費が伸びるんじゃないか」って、色々考えると思うんですよね。その中で知識がついてくる。

まず第1段階で「車が好き」で、第2段階が整備士。あるいは整備士じゃなくても、自動車会社や、僕みたいな派遣も含めて自動車のOEM開発の現場を経験した人にも、ぜひ応募していただければと思っております。「自動運転」という言葉にビビりがちなところはあるんですけど、蓋を開けてみれば、細かいところからやることはたくさんあるので。

おわりに

整備の現場でやってきた方であれば、ここまで出てきた仕事の多くは、すでに手の中にあるものだと思います。1年点検で交換部品を選ぶ目。記録簿から車の来歴を読む感覚。配線を見えないところへ通す手つき。平和島のラボで使われているのは、その延長線上にある技術です。草葉さんも渡部さんも、自動運転の開発経験を持たないままここへ来ました。それでも、二人が仕上げた自動運転車両は道に出ています。

採用情報

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